ひな壇を防災の観点から考える

 南傾斜のひな壇の住宅地は結構人気です。
 一般的には風通しも良いですし、なんといっても日当たりが良いので快適な住環境と言えるでしょう。
 そんな南傾斜のひな壇、人気が高くて当たり前ではありますが、デメリットとしてはやはり徒歩で家に帰る際上り坂がたいへんだというデメリットがあります。
 駅から延々上り坂で家にたどり着くような感じだと、若いうちはともかく家のローンを払い終わったころの年齢を考えるちょっと大変かもしれないという事になります。
 現在は免許証の返納を高齢者に求めている社会でもありますから、万一免許証を返納するような事になれば「買い物に行くのも登山みたい」な生活になる可能性もあります。
 ですから、気に入った物件を買う際は歩いて色々なところに行ってみるのも必要だと思います。
 その際、今現在の体調よりも、年をとった自分にとって快適に過ごせるかどうかをしっかり見ておく必要があります。

 

防災の観点から見たひな壇


 ひな壇の住宅地は、山などを切り崩して造成してできた場所も沢山あります。
 この場合、山の部分を削っている訳ですから、崩れるリスクを当然考えておかなければいけません。
 土砂災害危険地域になっていなくても広島の土砂災害(wikipedia)みたいに大丈夫だと思っていても崩落する可能性があったりするのです。
 土砂災害以外にも盛土と切土の問題も確認しておきたいところです。
 傾斜地の場合は宅地造成の段階で山や丘を削って更地をつくったりするのですから、この場合は削る部分(切土)と盛る部分が出てきたりしまます。
 この際、盛土の部分と切土部分ではどちらが地震に強いのか・・・。

 一般的には盛土の部分よりも切土の部分の方が地震に強い訳ですが、素人が見てもはどちらか分かりません。
 また、盛土と切土部分が家の下に混在していたら・・これは、不同沈下の可能性なども出てきますので、気をつけたいところです。
 盛土の部分を買うにしても、できればしっかりと転圧している場所を手に入れたいところです。
 やはり不動産購入はある意味人生を掛けた大仕事ですから、手間を惜しまずにチェックするのも良いと思います。
 いずれにせよ、災害が気になるのであれば、購入対象になる自治体のハザードマップや国土地理院の土地条件図、活断層地図などを参考にすると良いと思います。

 

 また、購入検討対象になっている不動産の過去地図も見てみると参考になると思います。
 過去地図は、文字通り過去その地域がどんな所だったのかを表しているので、過去果樹園だった所で木の根が残っていたりするとシロアリの問題を考えた方が良い等々、考える事が出てくると思います。

 

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